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2020.07.12

浦島太郎?

前回の更新から半月(; ̄ー ̄A

仕事がないわけでも、ネタがないわけでもない。
時計の針がどんどん回ってい行く。

D16RRのディスクは1098と同じ部品。馬力も全然違うのに
PANIGALEの1199や最新のV4まで同じ部品。

今回はグレードアップ。

ブレーキパッドも併せて交換するのでキャリパー洗浄から

ディスクを外さないと手が入らないところは全体的に汚れている。

この機会にクリーニング。

ディスクプレートを固定するボルトも古いネジロックだらけなので
タップを使って清掃。

これだけ、へばりついているのでそのまま締めると規定トルク管理が出来ない。

ちなみにこのボルトはチタン製で、1本¥6590(税抜)。1台に10本ってことは...ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

ホイール側のネジ山に残ったネジロックも除去。

サンスターのワークスエキスパンドに交換。今回は320mm径をチョイス。

1098やPANIGALEは5mmのスペーサーを抜けば330mm→320mmに対応。
(ボルトは5mm短いものが必要)
D16RRは厚めのスペーサーが入っているので、-5mmになるスペーサーが
純正であるので流用。

メタリカのパッドに交換し、ホイールを組む前にフロントフォーク周りも
クリーニング。

これで完成!

と言いたいとことだが、こだわりのバイクだけにメーカーが付けてくる
蛍光イエローの”締めましたよチェックぺイント”が気になる。

レーシングマシンにそんなものはない。しっかり点検している人には不要。

ディスクプレートとブレーキパッド交換だけならすぐ終わるが、
クリーニングなどしていくとそれなりに時間はかかるが
お客様は”そこ”をライテックに期待しているのでこだわりの仕上がりを目指す。

もちろん、コストと費やす時間もバランスよく。コストと時間をかけすぎると
浦島太郎になっちゃう?

ん!?
フロントがきれいになった分、リアが気になる。w( ̄Д ̄;)w

玉手箱を開けなければ、浦島太郎にはならない?

2020.03.06

サスセッティング

ライディングに興味のある人はDUCATIスーパーバイクを
選択することが多い。

なぜなら、ライダーの高い要求に耐え、対応できる作りをしている。

ライディングに興味がある=走って楽しさを求める。
走る楽しさ=スピードではないが、motoGPライダーのように
華麗に走りたいのは本望だ。

直線は誰でも簡単に走ることは出来るが
バイクは曲線(カーブ)の走りが、他の乗り物と違う。

スキーやサーフィンのように、つねに転倒と背中合わせで
止まっているだけでも、倒れてしまう難しい乗り物。

その分、思い通りにカーブを駆け抜けた時バイクの虜になってしまう。

ただ恐る恐る乗っているライダーや、まだ思い通りに出来ず
悩んでいるライダーも多くいる。

明日、急に思い通りに走れることはないので、走り込んだり練習は大事だが
走るヒントやきっかけは急に見つかることもある。

もちろん、何もしなければ変わらない。
ちょっとしたアクションで流れが変わる。

前置きが長くなってしまったが、DUCATIはパワーもあり
グリップ(最近で言うところのトラクション)するエンジンなので
車体のセットアップがカギを握る。

DUCATIは前後サスペンションはフルで調整できる。
プリロード(バネ)の調整もダンパー(オイル)の調整もできる。

ダンパーはマイナスや3mmの6画レンチで簡単にできるが
プリロードは回すのは少し面倒なのであまりいじられていない。

特にOHLINSのフロントはアルマイトもかかっているので
回すのに躊躇する。今までは紙テープなど巻いて
傷つかないようにしていたが何度もやるのはちょっと

満を持して登場した樹脂製プリロード調整ツール

SHOWAや電子制御サス1199などは対応していないが
14mmと17mmの2種類が登場。

樹脂なので結構グリグリやっても大丈夫。
お店で販売する中古車も初期設定にするとき重宝してます。

対応する工具はソケット・メガネ。

お店ではT型にして

1回転回すだけで、走りが大きく変わる可能性がある。
難しく、考えず、回しやすいのでじゃんじゃん回そう!
えっ?どっちに回す?

左に1回転回す→走る→右に2回転回す(最初の位置から右に1回転)→走る。

ポイントは
・調整時に何回も回さない。
・同時にいろいろ調整しない。(ダンパーやリア)
・頭がこんがらがったら初期設定に戻す。

もちろん、基本整備が出来ていての話。
空気圧・チェーン調整等

motoGPライダーもセットアップあってこそ、あの走りなのだ。
(開幕待ち遠しいがコロナウィルスの影響で、motoGPクラスは
カタールGPは中止で、タイGPも延期)

2019.12.18

災難

DESMOSEDICI RRの部品は高額。

それなのに、逆?

100万のスロットルボディは無事。ε- ( ̄、 ̄A)

車検で作業中の1198SP。

普通はカウルだけ外すが、ねじが固着して取れないので
面倒だがヘッドライトごと外す。
無理して外すともっと面倒なことになる。

ダクトの固定ビス。正しい取付。

間違った取違付け。締めてるとき変だって気付くだろ!

ダンパーの両方からカラーが入るが片方ない。

きっと誰かの仕業。
クラッチカバーのビスも、長さがバラバラなので、外さなくていいところを探すと
そこに本来の長さのものがあったりやらなくていい作業で予定通り進まない。

こんなのばかりで、自分のところで売ったバイク以外はネジ1本信用できない。

これも、きっと誰かの仕業。

ゴハンですよ!じゃないんだから盛り過ぎ!

原因わかってないからだろうけど、ばらしてOリング組み付ければ止まるけど
それも出来んだろう...

バイク屋(←とは呼べない)じゃなきゃいいけど。正直こんなのばかりです。
若い人が乗らないとか、少子化とかでバイクが売れないとか言ってるけど
ちゃんとしたバイク屋がないだけ?

2019.12.16

即戦力

DESMOSEDICI RRの整備。

最近の整備性の悪いバイクに比べたら慣れたものだ。

motoGPは1人のライダーに2台のバイク。
それを20人近くのメカニックで整備。

タイヤ交換やサスペンション、ブレーキの整備は
各サプライヤーが担当。

ライテックは数千のバイクを
1人のメカニックで整備。(@Д@; 

しかも、タイヤ交換やサスペンション、ブレーキの整備も全部。
バイクも磨かせたら相当きれいに仕上げる。
即戦力になるはず。

どこかのチームで雇ってくれないかな?

2020年から20戦。
ほとんど、日本にはいられない?
仮にオファーがあったとしても”お店”は...?
仮にオファーがあったとしても”お客さん”は...?

”ガンプラ”も作れなくなる?...(そこか(゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ…)

まあ、日本にいても作れてないが...(-“-;A

2019.11.12

配慮

週末に納車しても、また新たな整備が入庫。



全国各地?から、ライテックのキャパシティを超える数のため
出来るだけ早く、原因を探り、部品を手配し滞りなく
計画通り進めて納めたいのだが
依頼された場所以外にも問題があることも多く
しかも、終わる直前に不具合が出たりで次の作業に入れない。

他にも、定番?で壊れやすいものも
問題はよく壊れるってことではなく

どこに付けるかってほうが重要。(;´Д`A “`

あとちょっとの隙間があれば…(-“-;A

形あるものは絶対壊れないってことはないので仕方がないが
良く壊れるもんはできるだけ外しやすい場所に付けるって
配慮してほしいもんだ。
タンク外して、エアボックスずらして…

あ~終わらね~┐(-。ー;)┌

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