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2021.08.27

ダイブロス(タイムロス)

V4シリーズのフルエキ交換は、それなりに時間もかかるので
工賃も比例して高くなる。

だいぶ、時間がかかったが、冷却水を入れて(ラジエター外したので)
あとは、サイレンサーとカーボンヒートガードをペロッと付けるだけ。

サイレンサーは軽量なのでステーもビスもなく、スプリング2か所のみ

軽いとはいえ、すっとんでいかないか心配だが
ほぼ排気ガスはスルーなのでサイレンサーに抵抗なし?

30mmの入りしろを確認して、しっかり入っているか確認。
右のサイレンサーは、さくっと終了。

左は...(-_-;)
10mmも入らん。
短いサイレンサーでエキゾーストパイプも少しぐらぐらするので
力が入れずらい。

溶接の影響か全然入らない。(段が付いてる?)

やすりで、そう簡単には削れるはずもなく

汗だくになりながら気付けば1時間。

気付けばあと7mm。

もう一回外してヤスるか?
しかし、今度は外すのにもびくともしない。
入れることも外すことも出来ない。

かなりタイムロス。
でも、これは商品側の問題なので
時間がかかっても工賃はお客さんに請求できない。

サイレンサーの左右の位置がずれているので回したいが回らない。
もう一回外す。こうゆう作業は当然工賃に含まれている。

最近はバイクもパーツも仕上げがいまいちなものが多く
その割に価格が高く、仕上げと価格のバランスが
合っていないものが多い。高いなら、高いなりに
そのまま付くようにしっかり作り込んでほしい。

本来の作業でない部分に時間がとられるので
時間も体力もだいぶロス。
何度も外したから、手にマメが...(-_-;)

 

2021.08.24

パズル?

普通はネイキッドモデルの整備よりカウル付きの
スーパースポーツのほうが、カウルを外したりする分
工賃が増す。

例外として996やF4はクイックファスナーで
ネジの数も少なく
すぐにネイキッドになるのであまりネイキッドと変わらない?

ストリートファイターV4はネイキッド?

なはずだが、パズルか?っていうくらい
パニガーレ V4より外すものが多い?
外すネジも長さや形状が違うものも多く
数もパニの3倍?

ようやくラジエターまでたどり着くも

V4はストファイもパニもラジエター外さなきゃあ
何も始まらない。(-_-;)

ニュータイプやスーパーサイヤ人を
超えていかないといつまでたっても
仕事はたまる一方。(-“-;A ….

2021.08.21

強運?

サマージャンボに当選?

に近い確率じゃないかと思うくらいこの2カ月で
3個もスターターモーターの故障

ドカの場合、セルモーターがエンジンに3本のボルトで固定されているが
そのうち2本は左のエンジンカバーの中にある。

もちろん、カバーを外すにはエンジンオイルを抜く。

冷却水を抜く。
</

最近は合わせ目のガスケットはなく、液体パッキンでくっつけているので特殊工具がないと

なかなか取れない=ガスケット剥がしが大変(;´・ω・)

そして、現れた3本?の固定ボルト...1個、隠れてる(-_-;)

しかし、セルモーターが固着して動かない。
ピニオンギアを外して、ギヤを動かす。

ギヤを回すと3本目のビスが現れる。
(この前やったモンスターはフライホイールも外さないと取れない構造)

ようやく外したセルモーターはイカレテル。

2台目も一気に。またオイル抜いて~(;´Д`A “`
(空冷はオイルのみ抜く)



今回はギヤは動くが、ゴリゴリと力もない。(インスタに動画あり)
分解を試みようとした瞬間。

 

ブシャー!

 

とイカスミのような真っ黒な液体が(通常は中はドライ)

見たこともないような異常な摩耗。

パニガーレなど新型のエンジンは国産バイクのように
外から2本のボルトで止まっているので外しやすいし
モーターも新型で壊れることも皆無。

旧タイプはとにかく外すのに一苦労。

1個は日本製。2個は海外製。
4個目?5個目?があると単なる運ではない...(-“-;A

2021.08.17

店長の短い夏

今年の夏も帰省や県をまたぐ移動は自粛は続くが
みなさんは、どのようにお盆休みを過ごしましたか?
天気も悪かった...

店長は...あまりまとまった休みはなく(-“-;A …
免許証の更新と

お墓参り

お墓も、バイク洗車テクと専用ツールと”全身全霊”で
ピカピカに(汗だくヾ(;´▽`A“)

おすすめはこの道具(ブラシが角に合うようカットされてます)

角の汚れもきれいに早く掃除できます。

今日はずっと手が付かなかった買取った中古車を洗車してたら
なんか腕上がってきた...お盆に全力出し過ぎたか?

2021.08.13

筑波ツーリスト・トロフィー in JULY 修復編

レースからずいぶん時間が経ってしまいずっと飛んだまんまの1299?
(1299にジャンプする装備は付いていません(-_-;))

続きを完了しないと、次に進めない?
復旧編はじまりはじまり(レースレポートはこちら

筑波の最終コーナーは140km/h前後でのコーナーリング。

転倒するとぐるぐる回ってライダーもバイクも大きな損傷になる。

今回はフロントから切れ込みそのまま右に倒れる
(ヘアピンなど低速コーナーならそれで済む)

がスピードが出ているのでリアが流れて回り出し

バイクが起き上がりハイサイド状態

だがそこそこ失速したため左に倒れたまま(それ以上回ることなく)グラベルへ

進入だったらクラッシュパッドまで突っ込んでいるが
旋回に入ってからの転倒で最終コーナーの割に軽症?
(ライダーのハートは重症?)

ハンドル折れ→スペアあり

固くて取れないバーエンドもないとスタート前チェックに通らないので
気合で外す。

ステップバーやレバーはスペアがあったがプラスアルファで破損。
シートカウルも大破。レースはガムテープというわけにはいかない。
今回、1台欠場した1199があったのでオーナーに協力してもらい
足りない部品は借りぐらしのアリエッティ?

シートカウル

レバー周り

ライダーも痛みを抱えながらも、タイヤについた草や土を掃除。

よし、これであとはステップだけ。

アエラのステップはベース以降でアッセンブリ交換すれば
時間短縮。決勝に間に合う?

ん?(-_-;)
合わない?

アエラのライディングステップは数回モデルチェンジしていてフレームにつく
ベースに対して、3ポジションの取付穴ピッチが2種類あり今回はモデルが
違うステップどうし。_| ̄|○ (整備の神様は休ませてくれない)

それじゃあベースも移植。と行きたいところだが
初期の1199用ステップベースは、1299に付けようとすると
ピポットパーツの出っ張りに干渉するため1299以降のステップは
ベースの裏側が削ってある。
(整備の神様はどうしても休ませたくないらしい)

なんとか、カラーなどでベース取付を嵩増しして装着。

ぶっつけ本番なのでチェンジ操作確認中。

みんなの力で、修復完了!
久々の裏方作業もいいものだ。
(最近耐久出てないのですっかりご無沙汰でした)

しかし、ぶっ通しで3時間近くの作業で乾ききった店長。
お客さんのドクターペッパーを奪って一気飲みしたのはないしょ