Home > 5月, 2019
2019.05.31

純正部品

やってもやっても減っている気がしない?

作業に専念オーラを出すため、完全にポールを閉めて
(いつもは自分が出は入りするのに1個は開ける)
は見たもののなんか逆に捕獲された感じがするのは気のせいか?(; ̄ー ̄A

店内がイタリアからの部品待ちの車輌いっぱいでピンチだったがようやく入荷。

こんなにハンドルバーが...(@Д@;

ようやく部品が入荷し、本来の作業を終えると
何故かさっきまでかかっていたエンジンがかからない。ノ( ̄0 ̄;)\

しかし、よくある?ことなので外車乗りは慌ててはいけない。(; ̄ー ̄A
前科のある部品は揃えてある。

だが、今回は多重発生しギリギリあるもので足りたがこれ以上増えると
店がバイクでいっぱいになるので余計に在庫したいところ。

ところが、これがまたよく仕様が変わる。新しいほうにはステーが付いてる?

仕様が変わると言う事は今までより良いものが出来るパターン
と、コストダウンのパターンがある。

部品は日々進化してるようだが結構昔からリレー関係はさほど進化していない。
電気部品やゴム部品は(タイミングベルト他)適度な量で在庫がベスト。

これもよくあることだがウェルナットが全滅。
定期的な交換をしないと常にトラブルに見舞われるので一度点検してほしい。

たったこれだけのことでナンバーホルダーなんか落っこっちゃったり
後輪に巻き込んでバイクが傷ついたりナンバー再発行したり
面倒くさいことになる。

たまに、ほかの機種との共通化=コストダウンでそれなりの仕上がりで
昔の部品の方がコストかかっていたり壊れないことも稀にある。

ドゥカティとうまく付き合うにはしっかりとした点検。
経年劣化がわかるものはある程度の時期で先行して交換。
そしてロードサービスに入る。 (-“-;A …

あと、忘れちゃいけない頼れる(使える在庫いっぱい持ってる)バイク屋に通う。( ̄∇+ ̄)v

2019.05.30

「転倒撲滅週間」その1

なかなか通常営業に持って行けない状況のなか
また転倒修理車が...

とはいっても後ろから転倒車が
突っ込んできたのでは避けようもない。

一般道での転倒修理はどちらかというと走行中より〝立ちごけ”が多い。
とくに右側。なぜ、右側が多いか?それは、Uターンの時に立ちごけが多いから。
(マフラーも右側が多いので、損傷(キズ程度だが)が拡大)

日本は左側通行なので、左側からUターンはまずない。
レーサーレプリカやドカはハンドル切れ角が少ないので
片側1車線ではUターンしきれず、エンストして支えきれず倒れる。

出来るだけUターンはせず、交差点を左折、右折、右折、右折で
元のところに戻る。(; ̄ー ̄A

サーキットも右回りが多いので右(コーナー)の転倒は必然的に多いが
左(コーナー)も多い。なぜなら、左はあまり使わないので
タイヤの温度が上がりにくい。
最近のタイヤはグリップ力は高いがそれは適温まで温度が上がったとき。
だから、走行しはじめは右も左も転倒しやすい。

最初から飛ばすサーキット走行はタイヤウォーマーが欠かせない。

レースでなければウォーマーは必須ではないが、持っていない場合は
数周したら一度ピットインしてグローブを外し、実際触ってみるといい。

あとは、タイヤの銘柄でもグリップ力は大きく違う。
ハイグリップはかなりグリップ力が高く、ガンガン走る人は必須。
ガンガン走らなくても転倒回避するにはハイグリップのほうがいい。
(タイヤを暖めるなど、使い方を理解する必要があるが)

スタンダードなタイヤはガンガン走りたい人には向いていない。
エンジョイ走行でギリギリまで攻めないのなら特に問題はない。

PANIGALEの新車についているタイヤも溝のパターンはレースタイプだが
パターンに惑わされてはいけない。

そして、もっとも重要なのは空気圧。
タイヤウォーマーはなかなか買えないし、前後スタンドもないと使えないので
トランポが手に入ってからで、最初にそろえる必要があるのはエアゲージ。

つづく

2019.05.25

カエルの歌

店内が修理車でいっぱいで一時閉鎖?

突発的なエンジン不動やフォークからのオイル漏れも多いDUCATI。


防ぎようのないものもあるが、予防出来るものもある。
(定期的に乗る・フォーク周りはブレーキパッドカスが付きやすいのでいつもきれいに)

そして、もっと予防できるものがある。
転倒による修理。

レバーなど簡易的なものはすぐ直るが、損傷範囲が広いと、注文するものも多く
ドカはイタリアからの部品待ちになりしばらくバイクを預かることになる。

お店サイドから見るとかなり防げる転倒が多い。
技術的なものは経験も必要だが転倒のほとんどが
・知らなかった
・思い込み
・間違った情報

が主なもの。

しばらくの間、勝手に「転倒撲滅週間」と称し
バイク屋目線のあるある転倒事例からワンポイントアドバイスを
紹介していく予定。(注:短めで)

最終的には転倒しないだけではなく、うまくなってもらいたい。

たとえば、楽器。なんとか音は出せてもそれだけでは面白くない。

バイクも、動かすことが出来てもそれだけでは面白くない。

楽器は、音楽を奏でられて楽しむことができる。
ただ、「カエルの歌」では満足はいかないだろう。

バイクも、ただ進むだけではなく
コーナーを華麗に駆け抜けられるように。

そのために、正しい知識とあわせて、バイクのセットアップ方法も身につけよう!

2019.05.17

PANIGALE V4S vs DESMOSEDICI RR

なかなか、PANIGALE V4の中古車が出てこない。
1199PANIGALE の時は比較的早く、中古車も出て結構販売し、
店のデモ車も1199PANIGALEなので知り尽くしているが
V4は発売から1年経つが仕入れ先のオークションに出てこない。

すでに、V4のメンテナンスやカスタムを手掛けているが
そこそこの、走り込みが出来ていない。

乗っているお客さんの評価も高く、信頼性も高いので
何も問題はないが…やっぱり気になる。

V4 VS L4 対決!

昨年、FISUCOでの直接対決は霧でうまく流れた(; ̄ー ̄A
2008年に発売されたDESMOSEDICI RRと
10年の時を経て登場したPANIGALE V4では確かに速に違いがある。

しかし、その速いがどう速いか?どう違うのか?

「敵を知り己を知れば百戦殆からず」

たまたま?アエラパーツの開発車輌に乗る機会があり
敵を知るいいチャンスが訪れた。
(もちろん、装着されてるアエラパーツもチェックするため( ̄ー ̄;)

マシンとの一体感が高まるライディングステップ(遊び心満載)

削り出しトップブリッジ

開発中のフレームカバー(写真はプロトタイプ。最終的にカーボン製)

各部チタンパーツに変更

まず走り出すと、結構視線を感じる。独特なカラーリングが新鮮?
店長が飛ばしすぎ?
クラッチをミートするとツインにあるドンという感じはなく
スルスル~となめらか。
やや、もたつく感じはあるがそれが街乗りでは扱いやすい。
DESMOSEDICI RRはアクセルの反応が良すぎて、ギクシャク。

そして、片側2車線のテストコース幹線道路で
8000rpmから14000rpm!あっという間に吹け上がり
レブリミットのランプが真っ赤に光る!

速い。
DESMOSEDICI RRも990㏄ながら速さでは負けていないが
アクセル操作が慎重になる。
しかし、V4は安心感がある。電子制御の恩恵もあるが
車体、足回りのセットアップが大きく違う。
路面の悪いところも安定していてタイヤの接地感がとてもある。
ブレーキが1098からDESMOSEDICI RR、V4も含め
ほぼ同じ仕様なので物足りなくエンジンパワーを引き出すには
ハイグレードなカスタムが必要。
コーナーのアプローチもニュートラルで自然と倒れ込んでいくV4。
この辺も今までのDUCATIやDESMOSEDICI RRとは違う。
ただ、フルノーマルとアエラカスタムパーツを多数装備した車両でも
違いは大きいだろう。

飛ばさなくても、十分扱いやすく楽しめ、欲しいときには欲しいだけ
パワーが出てくるPANIGALE V4。
欲しいときも、欲しくないときも
パワーが出てくるDESMOSEDICI RR。(>▽<;;

負け惜しみにはなるが、この「じゃじゃ馬ぶり」は
これから先登場することはないだろう。

これから登場するPANIGALE V4Rはさらにパワフルだが
きっとしっかり調教されているだろう。

2019.05.12

正直者?

今日、中古のマルケジーニ マグホイールについて問い合わせがあった。

中古なので、新品のアルミ鍛造よりお買い得。
現在はマグも¥530000(税別)とグッと上がり
ワールドスーパーバイクのレギュレーションでも
マグホイールは禁止となりアルミの鍛造が主流にありつつある。

しかも、アルミ鍛造はマグに肉薄する軽さまで来ている。

1198Sのアルミ鍛造ホイール。(フロント)

3.1kg w( ̄o ̄)w

同じく1098・1198対応のマグネシウム鍛造マグホイール。

2.9kg (; ̄ー ̄A (メーカーHP記載 2.76kg)

数百グラムの違い。
問い合わせのあったお客さんは重量と価格のバランスが釣り合わないようで
アルミ鍛造とで検討するとのこと…

測らないほうがよかったか? ( ̄ー ̄;

ちなみに996SPSの純正アルミ鋳造ホイール(5本スポーク)

フロント 4.6kg (@Д@; 

リア 5.9kg ぉお!!(゚ロ゚屮)屮

マグネシウム鍛造のリアは幅も広くなっても 
3.15kg (メーカーHP記載 3.09kg)

アルミの鋳造とマグの鍛造だと約4.5kgも違う。

実際、マグホイールは塗装してあると持ってみないと判断できない。
店長的には1gでも軽いバイクに乗りたい。
とくにバネ下に装着されるホイールやキャリパーが軽いと
ブレーキングや倒し込みで確実にその差がわかる。
あとはMotoGPマシンと同じ技術の入った最高峰のホイールだという
満足感もある。

やっぱ測ってよかった。

Next »