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2019.05.17

PANIGALE V4S vs DESMOSEDICI RR

なかなか、PANIGALE V4の中古車が出てこない。
1199PANIGALE の時は比較的早く、中古車も出て結構販売し、
店のデモ車も1199PANIGALEなので知り尽くしているが
V4は発売から1年経つが仕入れ先のオークションに出てこない。

すでに、V4のメンテナンスやカスタムを手掛けているが
そこそこの、走り込みが出来ていない。

乗っているお客さんの評価も高く、信頼性も高いので
何も問題はないが…やっぱり気になる。

V4 VS L4 対決!

昨年、FISUCOでの直接対決は霧でうまく流れた(; ̄ー ̄A
2008年に発売されたDESMOSEDICI RRと
10年の時を経て登場したPANIGALE V4では確かに速に違いがある。

しかし、その速いがどう速いか?どう違うのか?

「敵を知り己を知れば百戦殆からず」

たまたま?アエラパーツの開発車輌に乗る機会があり
敵を知るいいチャンスが訪れた。
(もちろん、装着されてるアエラパーツもチェックするため( ̄ー ̄;)

マシンとの一体感が高まるライディングステップ(遊び心満載)

削り出しトップブリッジ

開発中のフレームカバー(写真はプロトタイプ。最終的にカーボン製)

各部チタンパーツに変更

まず走り出すと、結構視線を感じる。独特なカラーリングが新鮮?
店長が飛ばしすぎ?
クラッチをミートするとツインにあるドンという感じはなく
スルスル~となめらか。
やや、もたつく感じはあるがそれが街乗りでは扱いやすい。
DESMOSEDICI RRはアクセルの反応が良すぎて、ギクシャク。

そして、片側2車線のテストコース幹線道路で
8000rpmから14000rpm!あっという間に吹け上がり
レブリミットのランプが真っ赤に光る!

速い。
DESMOSEDICI RRも990㏄ながら速さでは負けていないが
アクセル操作が慎重になる。
しかし、V4は安心感がある。電子制御の恩恵もあるが
車体、足回りのセットアップが大きく違う。
路面の悪いところも安定していてタイヤの接地感がとてもある。
ブレーキが1098からDESMOSEDICI RR、V4も含め
ほぼ同じ仕様なので物足りなくエンジンパワーを引き出すには
ハイグレードなカスタムが必要。
コーナーのアプローチもニュートラルで自然と倒れ込んでいくV4。
この辺も今までのDUCATIやDESMOSEDICI RRとは違う。
ただ、フルノーマルとアエラカスタムパーツを多数装備した車両でも
違いは大きいだろう。

飛ばさなくても、十分扱いやすく楽しめ、欲しいときには欲しいだけ
パワーが出てくるPANIGALE V4。
欲しいときも、欲しくないときも
パワーが出てくるDESMOSEDICI RR。(>▽<;;

負け惜しみにはなるが、この「じゃじゃ馬ぶり」は
これから先登場することはないだろう。

これから登場するPANIGALE V4Rはさらにパワフルだが
きっとしっかり調教されているだろう。

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