Home > 1098シリーズ
2020.05.31

トルク管理

12か月点検のときに、これでもか!
っていうくらいしつこく見るところがある。

タイミングベルトやクラッチやブレーキなど
専門的なところと思われるが
工業製品の”基本中の基本”ボルト・ナットなどネジ類のトルク管理。

ホイールナットやブレーキ周りはトルクも高くちゃんと締まっていれば
緩むことはないが、トルクレンチを使用しない締付や車種特有の
緩みやすい箇所など、整備頻度や使用状況で、緩むことがある。

1098以降片持ちホイールナットは230Nmなので緩むことはないが
トルクレンチなしで締めると緩む可能性がある。

どんなに速いエンジンでも、高額なキャリパーが付いていても
ネジが締まっていなければちゃんと走れない。

かといってなんでも思いっきり締めれば良いというものではない。
片持ちのチェーン調整時に緩めるボルトは年々トルクが変わってきている。
V4も最初は1199などと同じトルクが指定だったが、かなり肉薄なので
確認したら25Nmから20Nmに変更されている。

他店購入の修理や点検に来た車輌も、1本でもネジの締付トルクに問題があれば
場所や緩み方によって、その車輌の状態がほとんどわかる。
店で売ったバイクは全部見てるので問題なし。ライテックで点検すれば問題なし。
ただ、そのあとお客さんでいじると、ライテック規格外に?(@Д@;

カウルのネジなどは、車種によっては設計上ゆるみやすかったり
ステップ周りもサーキットで何百回もシフトすれば緩みやすくなったりするので
都度確認していけば問題がないが
キャリパーやホイールナットが緩んでいたら、たまたまではなく
今までの経緯が怪しくなるので、そうゆう車輌のネジはほぼ全部見る必要がある。

フロントフォークのアンダーブラケットやアクスルシャフト部の
ピンチボルトは締めすぎていれば一度緩めて規定トルクで締め付ける。
アンダーブラケットは916で14Nm。
(写真は1098。ちょっと指定トルクだと高い?)

1199などはネジがM6なので8Nmと過少トルク。

昔はスチール製が一般的だったが最近はアルミ(ドカはほぼアルミ)なので締めすぎで国産のようなトルクで締めるとクラックが入ることも。

増し締めまではしなくてよいので、工具をあてて緩んでいないか。
チューニングやカスタムより、お金もかからずすぐに出来るメンテナンス。

最近はPANIGALEも距離の進んでいる車両はフレームのナットが4個のうち1個くらい緩んでいるものも。

サーキット走行車でナットが1個取れていたものも。
幸いエンジンに吸い込みませんでしたが運が悪ければ
吸い込む大きさ。あまりエンジンマウントは緩むものではありませんが
エアクリーナー清掃・交換時には同時チェック。

結構点検で、規定トルクで締めると締まっていくところ。
(1万キロ以上走行車輌)
・エンジンマウントボルト

・サブフレーム固定ボルト

・ステップマウントボルト

・サイドスタンドホルダー(エンジンにつく側)
サーキットなどで頻繁に取ったり外したりしていると特に

・916シリーズ スプロケット側センターナット
(結構手で回るくらい緩んでます)

カスタムパーツ
・社外品ステップ 取付に関する箇所全部 調整ロッド両端のナット

・社外フェンダーレスキット(ネジが多いので)

・社外ミラー やはり何度も動かしていると緩みやすく。
(ロック剤とか使って緩み防止)

割のところはテンションがかかっているので、緩みにくいですが
中にはこの隙間がくっつくまでと思っている人がいるみたいなので
くっつくまで締めたら割れます。

916/999/1098/D16RRのミラーネジは衝撃で折れる構造なので
締めすぎるとここから折れます。

ネジの話だけでも、3日は出来る...(; ̄ー ̄A

2020.05.30

換える?

新型コロナで自粛している間、結構通販でパーツが売れたが
ちゃんと装着出来ているかが心配。(; ̄ー ̄A
(かなり、助けて電話・ヘルプメール問い合わせ多かった...出張修理も)

装着出来ても、機能していなければ変えた意味がない。
場合によってはエンジンはパワーダウン、ブレーキ・車体周りは
転倒などのリスクもあるので、再確認して心配な方は
“信頼できる”バイク屋さんへGo!

ここ最近の交換集?
KDCレースシートカウルをストリート用に(V4)


消耗品?
ホイールベアリング(1098)

ブレーキオイル(Z?R)


スパークプラグ(899)

ワンウェイクラッチ(1098)



ラジエターホース(1098)

エアクリーナー【899)

周り止めクラッチロッド(1098)

ゼネレーター~レギュレーター間コネクター(1098)

カスタマイズ
ブレーキディスク(V4S/899)



rizomaバックミラー(1299)


アエラ ライディングステップ 特注カラー スレートグレー(1299)

アエラ ライディングステップ (V4S)

DID ZVM-Xチェーン(1299)


動力パイプ?(???)

最近はスマホで撮影がほとんどなので縦撮り気味(-“-;A

2020.03.06

サスセッティング

ライディングに興味のある人はDUCATIスーパーバイクを
選択することが多い。

なぜなら、ライダーの高い要求に耐え、対応できる作りをしている。

ライディングに興味がある=走って楽しさを求める。
走る楽しさ=スピードではないが、motoGPライダーのように
華麗に走りたいのは本望だ。

直線は誰でも簡単に走ることは出来るが
バイクは曲線(カーブ)の走りが、他の乗り物と違う。

スキーやサーフィンのように、つねに転倒と背中合わせで
止まっているだけでも、倒れてしまう難しい乗り物。

その分、思い通りにカーブを駆け抜けた時バイクの虜になってしまう。

ただ恐る恐る乗っているライダーや、まだ思い通りに出来ず
悩んでいるライダーも多くいる。

明日、急に思い通りに走れることはないので、走り込んだり練習は大事だが
走るヒントやきっかけは急に見つかることもある。

もちろん、何もしなければ変わらない。
ちょっとしたアクションで流れが変わる。

前置きが長くなってしまったが、DUCATIはパワーもあり
グリップ(最近で言うところのトラクション)するエンジンなので
車体のセットアップがカギを握る。

DUCATIは前後サスペンションはフルで調整できる。
プリロード(バネ)の調整もダンパー(オイル)の調整もできる。

ダンパーはマイナスや3mmの6画レンチで簡単にできるが
プリロードは回すのは少し面倒なのであまりいじられていない。

特にOHLINSのフロントはアルマイトもかかっているので
回すのに躊躇する。今までは紙テープなど巻いて
傷つかないようにしていたが何度もやるのはちょっと

満を持して登場した樹脂製プリロード調整ツール

SHOWAや電子制御サス1199などは対応していないが
14mmと17mmの2種類が登場。

樹脂なので結構グリグリやっても大丈夫。
お店で販売する中古車も初期設定にするとき重宝してます。

対応する工具はソケット・メガネ。

お店ではT型にして

1回転回すだけで、走りが大きく変わる可能性がある。
難しく、考えず、回しやすいのでじゃんじゃん回そう!
えっ?どっちに回す?

左に1回転回す→走る→右に2回転回す(最初の位置から右に1回転)→走る。

ポイントは
・調整時に何回も回さない。
・同時にいろいろ調整しない。(ダンパーやリア)
・頭がこんがらがったら初期設定に戻す。

もちろん、基本整備が出来ていての話。
空気圧・チェーン調整等

motoGPライダーもセットアップあってこそ、あの走りなのだ。
(開幕待ち遠しいがコロナウィルスの影響で、motoGPクラスは
カタールGPは中止で、タイGPも延期)

2020.02.22

災難2

今年のピットは災難続き。
この前、「なんじゃこりゃー」(Gパン風)(若い人はググる)的な
作業をしたばかりだが、再び災難が店長を襲う。
「フュ、フュ、フューエルタンクセンサーナットが…盛られてる?」

前回の液体パッキン盛り盛り

に続き、プラスチック製の良く割れるナットに”何か”が盛り盛りされている。

前回に比べたら直径わずか4cmほどのナット。
カッターでちょっちょっと…固い( ̄Д ̄;;

年末に投入したグラインダーで…奥まで届かない(-“-;A

満を持して登場したリューターで慎重に。(@Д@;

何とカスまみれになりつつも、無事交換。

しかし、ここでまた災難が店長を襲う。
通常はこのナットはセンサーと一体でセンサー交換になるが2万近くするので
アルミ製フューエルゲージナットとして
”ナット”だけ販売している。
当然、燃料計も壊れていたらわざわざこのナットを替えることもない
のだが、

ガソリン抜いても、点かない。_| ̄|○、;’.・

また、一からやり直し?

2020.02.13

マシン作り

motoGPのテストも終わり、そろそろ開幕モード。

我々も、マシン作りが急ピッチで進む。

といっても、このバイクで今シーズンを戦うわけではない。
もう、レースでは1000cc以下の996や998で1198、1199に挑むのは
厳しくなってきている。

そしてV4Rの登場により、ますますペースが上がるのは間違いない。

996Rから外したパーツは、そのV4Rに装着するため。

カウルのデザインも決まり、開幕が待ち遠しいが
やることは山ほどある。(@Д@;

« Previous | Next »