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2017.03.27

プロフェッショナル?

ここ数日は冷え込んでいるが、もうすぐ四月ということもあり
車検や12ヶ月点検、納車整備でピットはフル稼働。

整備することによって、安全に楽しく乗ってもらうのは
もちろんのことだが、バイクやパーツがより永く、継続的に稼働できるように
より質の高い内容の整備を行っている。

簡単なように見える作業ほど重要だったり、大きなトラブルの元になったりする。

そのひとつが、ネジを締めたり緩めたり。
簡単なようだが、緩めるときにネジをなめてしまったり
締めるときにきつく締めすぎて折って、修理に入庫することは少なくない。

いい工具やトルクレンチを使っても同じようなミスをしてしまう人もいる。
トルクレンチ頼りでも、うまくいかないこともある。
バイクやパーツ・ネジの特徴、使用条件(雨天走行)、ライダーの
乗り方(使い方)。

トルクレンチも締付けるトルクの大きさで数種類必要になる。

メーカーの指定トルクでも緩みやすいところはネジロックを付けたり
また、その場所やネジの材質、ネジ径でもロック材の種類や付ける量なども
最適な塩梅がある。(過去の実績や経験を生かす)

DUCATIの片持ちホイールは230Nmと大きなトルクをかけるがトルクレンチが
ないと思いっきりとか締めすぎたり逆にトルク不足も起こりうる。

フロントフォークのアンダーブラケットは締付けすぎると割れることもある。
3本締めになると、締め付け順番もある。

たかが、ネジ1本。それだけで、絶不調になることもある。
12ヶ月点検で締付の確認があるが、重要な作業の一つとして捉えている。
(ネジを緩めたときに、過去にどんな整備をされてきたかある程度はわかります)

 

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