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2017.12.15

点火系

寒くなったからなのか、店長を困らせたいのか
さっきまで普通に走ってたのに急にエンジンが止まる、かからなくなる、
加速不良など原因不明な車輌が次々入庫。

どれも、さっきまで普通だったっていうのが厄介。
しかも、常時症状が出ない。普通なときは全く問題ない。
だから、試乗に行って現象を再現しなくてはならずまたそこで時間を要する。
(カウルを外したまま走れない車輌はまた戻作業も(>▽<;;)

通常はエンジンがかからない場合は、というかガソリンで動く乗るものは皆
必ず必要なものが3つある。
・良い火花
・良い混合気
・良い圧縮

どれか一つ足りなくてもエンジンはかからない。
ただ微妙なのは、弱い火花や弱い圧縮でもかかってしまったり、
エンジンの温度や外気温などの環境でも症状が左右されたりする。
走行距離が少なければ、圧縮の可能性はあまりなく大体は点火か燃料系と
探偵のように絞り込んでいく。

3つのうちのどれか絞れても関連するパーツはたくさんある。主なものは
点火系はスパークプラグ・プラグコード・イグニッションコイル・コンピューター。
燃料系はキャブレターまたはインジェクション・ガソリンコック・フューエルポンプ。
圧縮にかかわるものはエンジン本体。 バルブ周り・ピストンおよびピストンリング。

しかし、インジェクションなどで電源を供給する配線が断線していたり
関連するリレーが不良など燃料系統なのに電装径が悪い場合もあるので
原因追及に遠回りすることもある。

それでも、すぐに解決する方法がある。( ̄ー+ ̄)
ニュータイプの感?ではなく(ちょっとはある)長年の過去経験から
解決策を引き出す!
これもなかなか過去の事例に該当しないことも多いので、情報収集も。
故障の診断はしっかり原因をつかまないと必ず再発する。

今回は点火系ばかりだったが年内にすべて片付いた。

もともと時間のかかる故障診断だが、PANIGALEのプラグ周りの整備はストレスが溜まってくる。

明日の忘年会で発散か?

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