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2018.09.18

筑波コース1000からの脱出

予想に反して猛暑日となったDUCATIマガジンDAY。
開場直後からものすごい数のお客さんで水分補給している間もなく
あっという間に終了。

朝、4時に集合し早朝から手伝ってくれた常連さんの体も乾ききっていたが
会場の販売機はすべて売り切れ。早くここから脱出して一息つきたい思いで
大量に持ってきたパーツの片付けとテント類の撤収。

いつもは一番ビリになるのだが(店長がたくさん積んでくるので)
今回は皆、体が危機感?を感じているのかあっという間に
片付き「まずは水分補給とうまいもの食べて帰ろー!」

すると2輪のパーキングの方から助けを求める声が

よく見るとライテックのお客さん。エンジンがかからず
しかもキーをオフにしてもセルが回り続けて止まらない?
現場に駆けつけるとキーがオフなのにクランクが回る音。
しかし、ずっと回っているのですでにバッテリーの力はない。

このままレッカーをしていきたいところだがトランスポーターは
ショーケースとパーツでフル満タン。ロードサービスにも入っているが
すでに周りは薄暗くイベント撤収スタッフの車が残り二台。
このまま1人ここに置いていくわけにいかない。

その時、店長は気付いた。また”整備の神様”のいたずらだと。
それならば解決してやる。
しかし周りの常連さんを見るともう乾ききっていて下手をすると
全員で遭難?することになる。

早急な診断と対処が求められる。しかし相手はイタリアのB車。
原因が分かっても部品がなければ直せない。
待ち時間を考えたらレッカーも手配して同時進行するか。
いや、整備の神様の気まぐれに乗っかるわけにはいかない。
まずは原因を探るため早速作業開始!

主原因はである箇所はすぐ見つかった。ただその部品がついている場所が
車体の下でサイドスタンドの左側のためリフトのない現場で地面に這いつくばり
ながらの作業。常連さんも乾いた体でバイクを起こして
少しでもやりやすい作業を作ってくれる。

問題の部品はスターターリレー。

セルボタンのついている車両にはみんな付いている。
比較的だめになることが多いのである程度原因を絞る事は容易だが
代わりになるものがあるのか?
基本的にはどのメーカーでも同じような構造・形状・サイズをしているが
配線の部分だけはメーカーごとに大きく違う。

しかし、ここは陸の孤島?サバイバルゲームのように木の実になっていたり
海の中に潜って獲れるものではない。我々の手持ちは展示で持って行った
お店の白いPANIGALE。
すでにトランポに積んでしまいその上から他の荷物も乗せているため
それを降ろしてまたカウルを外して、そこまでやって使えなかったら...

どうする、降ろすか。みんなの視線が一気に集中する。
こんなに山ほどの、パーツを無駄に積んできていて...ん?
無駄?山ほど?店長はトランポに駆け寄りガサガサあさる。

ジャンク部品の箱からあさり出したものは
こんなものまで持って行くのと言われた

749Rのメインハーネスの中古品。
そこにスターターリレーが付いていた!(とったどー!)
配線の形状を見ると似たカプラー。
早速バイクに付けると”シンデレラのガラスの靴”のようにぴったり!
そして、エンジンが無事かかるとみなで歓喜した。

しかし、早朝からの睡眠不足でお店まで戻るのがやっと。
いま、みんなが欲しのは美味しいものより、フカフカの布団。
”整備の神様”には勝ったが、美味しいものはお預けとなった。

追伸
きっと来年もまた、大量のパーツを持ってくるだろう...(-“-;A

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