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2010.06.03

スポーツバイクに乗るということ(店長編)

最近はこいつで走るのが楽しい。

だんだん乗り方がわかってきたからだ。それでも十分に性能は発揮できていないが
こうすればこうなるとか、こうすればきっといいはずとマシンと対話が出来、マシンの
動きと”同調”してきた感じがする。

前に乗っていた916SPSも買った時は扱いきれず苦労しバイクと一体感が持てるように
なったのは1年くらいたってからだ。
最近のスーパースポーツに乗っているお客さんは買ったものの上手く乗れず悩んだり、
早々に手放したりするケースも多々ある。

ツーリングで使う分には全く乗りやすくても速く走らせようとすると突然難しくなる。
楽しいはずのバイクライフもスピードを追求していくと難題にぶつかり、危険さえ伴ってくる。
別にスピードを出さなければ済む話でもあるのだがもっと怖いのはそのまま恐怖を
感じながら走ることだ。それはもっと危険だし楽しくない。
最近のバイクはスピードがすぐに凄く出る。当然、スピードが出れば出るほどリスクは上がる。
サーキットは安全だというが、速度が上がれば同じ事。
バイクをコントロールするという事はこの”スピード”をコントロールするという事だ。
人それぞれ自分にあったスピードがあり、その領域で走れるのが楽しい。

ただその領域を見つけるのが難しく、その領域にあったマシン探しやセットアップもまた難しい。
サーキット走行などは趣味というよりはスポーツの領域に近いので、やはり乗り手も
トレーニングなど努力していかないと楽しい領域は見つけにくい。

以前紹介したこの本。全然呼んでいる時間がなかったが昨日散髪屋でやっと読めた。
”目からウロコ”の内容でいろいろな自分の考えに確信が持てることがたくさん書いてあった。

少々内容が濃くモトGPライダー目線でのことが書いてあるがD16RRに乗っているからか
共感する事多いのでとても参考になり、ますます次回の走行が楽しみになってくる。

まだ技術的なところまで読んでいないが、序章のところで40歳過ぎて時間やお金をかけても
モトGPチャンピオンにはなれないが、自分のレベルで最速になることは可能だと言っている。

いまはD16RRで走ることが楽しいが、もっとトレーニングも必要だし、走りに対して探求も必要。
今はそれまでのプロセスがまたひとつ楽しめるようにもなってきた。

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