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2009.09.20

「300km/hの世界」

いろんな人に言われる...
「300km/hって表示出ないんですね」と...
それでも“300km/h”と口では簡単言いえるが
基本的には日常ではない。
“キップ”を買って新幹線に乗れば簡単に到達できるが
自らの手で達成するのはいろいろな条件がいる。
スピードに対して、パワーのあるマシンとライダー
コンディション面で、ストレートの長いコースや
天候は晴れて追い風。
キップに替わるものは“チャレンジ精神”
今回は...
そしていよいよコースイン!
1周していよいよメインストレート全開!
パワーのあるマシン、寝不足のライダー?
1.5kmのストレート、コースはドライで無風の好条件。
もちろん“キップ”ももって...
グングン加速するも1周目は276km/h。
さすがに1回目はブレーキングポイントの確認や
コース全体の感じを掴むので精一杯。
そして2周目。
DESMOSEDICI RRはシフトアップで回転が
落ちてもすぐまた加速。快調にシフトアップして
5速に入れて280km/hに達するころ問題が!
なんとヘルメットのシールドが浮いてきた!
今回は車載カメラで“300”という数字を記録するために
タンク上にカメラが設置してあるため完全に伏せられない。
ハイスクリーンに交換してあるから多少は浮き上がりは
押さえられるが1cmほどシールドが開いてきたのだ。
慌てて片手でシールドを抑える。
もしここで完全に開いたら吹っ飛んでしまう。
後続にも危険だし、300km/hでシールドなしはガガガ眼球が...
この周もあと少しで300km/h(でてたかも)ってとこだった。
このままでは次の周も開いてしまう。
1コーナーを立ち上がりタンクの上に固定してあるカメラの
ガムテープを左手で少し剥がし、ヘルメットとシールドに
かかる様に貼る。
そして3度目のチャレンジ。
しかしまた300km/h付近でガムテープを貼っていない
右側が1センチ近く浮いてくる。一度ピットに戻るしかないと
思ったら赤旗中断。ピットでシールド下部はガムテープ全貼り。
韓国のりが付いているみたいでカッコ悪い
赤旗解除で再びコースイン!
今度こそはとフル加速。4速、5速、6速と今回はいける!
270 ! 280!290!– — – ?
動揺しつつフルブレーキング。
最近のモデルは針の表示でも280km/hまででそれ以降は
数字がない。デジタルでも299までなのだ。
日本に逆輸入される国産自動二輪車及び輸入二輪車は
2001年欧州共通自主規制により300km/hに規制された。
メーカー自主規制で目盛りが300km、数字の表示280km/hまでと
なったのだ。
何度もチャレンジすれどもメーターは同じだが
体に感じる風圧は凄い。
ブレーキングでブレーキペダルの操作で右足を動かそうとすると
風圧で足が重いのだ。
こんな感覚は“もてぎ”でも感じたことはない。
やはり出ているのだ。
その後は赤旗が出てそのまま終了。
結局、300という数字は記録できなかった。
終えた直後はメーターを振り切った?ので満足していたが
時間が経つに連れてもう一度チャレンジしたくなってきた。

最高速に必要なのはチャレンジ精神なのだ。

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