SBKフロント周り 完結?
9月はイベント目白押しでピットに監禁状態。
カウンター業務が...
予想通り長くなってしまったフロント周りの話の続き。
フロントフォークのOHLINS化は比較的やりやすかったが
ラジアルマウント化になると、やや難題。
通常のマウントとラジアルマウントではホイールセンターから
ディスク面までの距離(オフセット)が違う。
両方タイプのディスク板を平らなところにおいて比べると
これだけ違う。
右が1198などのラジアルマウント用で左が916などの通常マウント。
ラジアルマウントのほうが、オフセット(段差)が深いのでディスクの
インナーを作り直せばよいのだがコストと時間がかかる。
それであれば、ディスクをラジアルマウントの機種からまるまる交換?
したいところですが、通常フォークモデルのホイールはディスク取付穴が6個。
ラジアルマウントフォークに使われるホイールのディスク取付穴は5個。
しかし、インナーディスクを作ることなく容易にする方法がある。
ディスク取付5穴のフロントホイールごと交換すればボルトオン!
しかし、ここでまた問題が。
916シリーズや昔のモデルはスピードメーターの検出をフロントシャフトから
ケーブルでやっているのに対し
ラジアルマウントモデルはリアのホイールからセンサーで検出しているため
フロントシャフト周りをこまごまやる必要がある。
メーターをスタックなどに変更していれば問題はなく、純正メーターの場合は
シャフトやカラーの調整が必要。
フロントホイールに関してはほぼ、3.50×17インチなので互換性はあるが
マグネシウムホイールをすでに使っている場合はフロントのみ交換するのは
コストの問題があり抵抗がある?
DESMOSEDICI RRのフォークを入れた996Rはマグネシウムホイールだったので
6穴のラジアルマウントオフセットのインナーを製作。
やっぱりこの話は、長くなる...ゼイゼイ、ヽ`(~д~*)、ヽ`…