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2020.03.12

カ・イ・カ・ン?

ライテックの隠れスタッフ。
言葉数の少ない硬派な”ツルゾーくん”

フロント周りの整備やエンジン下ろしで
250kgまで重いものを吊り上げる。

いつも頼りにしている相棒だ。
しかし、いまは絶縁中だ。

ピットは相変わらずフル回転でリフトが空くことはない。
ここ数日は大気の状態が不安定で急に雨が降ることもあり
さらにピットの面積は限られてくる。


出来るだけ預からないように3倍の速度で作業をこなし
部品がイタリアからの入荷待ちで作業が止まることがないよう
大量に在庫して即納体制を目指す。
DUCATIスーパーバイク系なら国産より早いかも?

そんなスーパーサイヤ店長に悲劇が...

【再現(検証)ドラマ風?】
2台のバイクを振り返りながら同時作業。
1台のバイクは”ツルゾーくん”に吊り上げられていた。

少し背中でツルゾーくんの気配は感じてはいた。
しかし、この後悲劇が襲ってくるとは思いもせず
もう一台のバイクの下部に工具を回そうと
しゃがんだ瞬間全身に衝撃波が。

最初は一瞬の出来事で何が起きたかわからなかった。

しかし、振り返るとそこには”ツルゾーくん”の
吊り上げるハンドルが
店長の”おしりの割れ目”に見事にめり込んでいた。

いつもは、ハンドルは向かい合うバイク側にしないが
急の雨で慌ててこの方向に。

しかも、この時に限りハンドルは下側。
店長の3倍の速度でしゃがみ込んだ時
その高さから下側のハンドルまで約3G?の力が
加わり全身に衝撃波が。

さらに、絶妙なハンドルの長さで先端部は店長の
お〇りの穴を直撃。「カ・イ・カ...」(若い人はググって)
(若干そこは気持ちよかった?)

幸い、業務に支障は出なかったが
思い出しただけでも少しお〇りの穴が
ムズムズ?するのと
”ツルゾーくん”とうまくコミニケーションが
取れていないのが最近の悩み...
(ツルゾーくんは悪くない?)

PS
再現するのにテイク...

あっ、癖になっているわけじゃないので(; ̄ー ̄A

2020.03.06

サスセッティング

ライディングに興味のある人はDUCATIスーパーバイクを
選択することが多い。

なぜなら、ライダーの高い要求に耐え、対応できる作りをしている。

ライディングに興味がある=走って楽しさを求める。
走る楽しさ=スピードではないが、motoGPライダーのように
華麗に走りたいのは本望だ。

直線は誰でも簡単に走ることは出来るが
バイクは曲線(カーブ)の走りが、他の乗り物と違う。

スキーやサーフィンのように、つねに転倒と背中合わせで
止まっているだけでも、倒れてしまう難しい乗り物。

その分、思い通りにカーブを駆け抜けた時バイクの虜になってしまう。

ただ恐る恐る乗っているライダーや、まだ思い通りに出来ず
悩んでいるライダーも多くいる。

明日、急に思い通りに走れることはないので、走り込んだり練習は大事だが
走るヒントやきっかけは急に見つかることもある。

もちろん、何もしなければ変わらない。
ちょっとしたアクションで流れが変わる。

前置きが長くなってしまったが、DUCATIはパワーもあり
グリップ(最近で言うところのトラクション)するエンジンなので
車体のセットアップがカギを握る。

DUCATIは前後サスペンションはフルで調整できる。
プリロード(バネ)の調整もダンパー(オイル)の調整もできる。

ダンパーはマイナスや3mmの6画レンチで簡単にできるが
プリロードは回すのは少し面倒なのであまりいじられていない。

特にOHLINSのフロントはアルマイトもかかっているので
回すのに躊躇する。今までは紙テープなど巻いて
傷つかないようにしていたが何度もやるのはちょっと

満を持して登場した樹脂製プリロード調整ツール

SHOWAや電子制御サス1199などは対応していないが
14mmと17mmの2種類が登場。

樹脂なので結構グリグリやっても大丈夫。
お店で販売する中古車も初期設定にするとき重宝してます。

対応する工具はソケット・メガネ。

お店ではT型にして

1回転回すだけで、走りが大きく変わる可能性がある。
難しく、考えず、回しやすいのでじゃんじゃん回そう!
えっ?どっちに回す?

左に1回転回す→走る→右に2回転回す(最初の位置から右に1回転)→走る。

ポイントは
・調整時に何回も回さない。
・同時にいろいろ調整しない。(ダンパーやリア)
・頭がこんがらがったら初期設定に戻す。

もちろん、基本整備が出来ていての話。
空気圧・チェーン調整等

motoGPライダーもセットアップあってこそ、あの走りなのだ。
(開幕待ち遠しいがコロナウィルスの影響で、motoGPクラスは
カタールGPは中止で、タイGPも延期)

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