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2007.02.27

読書の冬?

昨日は「悩めるライダー」がやってきた。
「ビックバイクでうまく走れない...」
ライテックのすすめでミニバイク走行に
参加するもやはりビックバイクで華麗に走りたい。
他にも多くのライダーがカウンセリング?に
やってくる。
最近のスーパースポーツはユーザー満足度を
高めるためかなり高度な技術が投入され
過酷に攻めても音(ね)を上げない。
チタンバルブやチタンマフラーにより
軽量でハイパワーなエンジン。
エンジンもサーキット向けの高回転タイプ。
そのパワーを受け止める高剛性のフレームに
ハードなサスペンションと制動力の高いブレーキ。
当然、ハイスピードで攻めたときに
いいように出来ている。(旋回力も発揮!)
逆にスピードが乗ってこないと
乗りにくいのだ。(曲がりにくい。)
一昔のバイクはタイヤの性能の限界や
重量の関係でハイスピードで走ると
バイクが音(ね)を上げてくるのが体感できたが
最近のバイクは限界が高くてライダーが
先に音(ね)を上げてしまう。
それはバイクに乗っていて楽しくないことだ。
今読んでいる本でも昔のGPライダーは
それなりにレースを楽しんでいたという。
(勝つというプレッシャーはあったが)

転倒もおそれずサーキットを果敢に
攻めるライダーには芸術的美しさがあった。
(観ていて熱くなるレースが多かった)
近年ではバイクが進化しレース後も
データーロガーでとったデーターと
にらめっこ。レースは科学的になってきた。
レース戦略、セッティングなどがシビアになり
「ハイテクな難題」でGPライダーですら
レースを楽しむことが難しくなってきていると。
「悩めるライダー」も、まずは楽しむために
もっとたくさんバイクに乗ることを勧めた。
たくさん距離を踏んでいろいろ経験すると
「乗るから楽しい」のではなく「楽しいから乗る」
ようになってくるのだ。