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2011.01.25

NRS250

最近、ライテックにNSR250Rを観に来るお客さんがみな口をそろえていうことは
「欲しいバイクがない。」
バブリーな時代にハイテク・高価な素材が惜しみなく投入されたレプリカバイク。
走ることに妥協することなく開発者の声が聞こえたマシンが多かった。

いまは600・1000ccはハイテクにチタンやマグネシウムという高価な素材は投入されているが
ミドルクラスは海外生産・コストダウンが見受けられ1990年代のレプリカ全盛世代には
満足がいかない。それでは600・1000㏄がすべてを受け入れてくれるかというと
そうではない。ライダーの技量・タイヤ・セットアップ、本当にレーサーで全ての人が
ライディングに楽しさを見出せているかというと疑問だ。

ライテックはハイパフォーマンスな車輌を”みな”が楽しく乗れるよう日々努力している。
もちろん自分もD16RRを少しでも操れたらと思い色々な事にチャレンジしている。

ミニバイクレッスン・ダートトラック走行・チャリトレ?
これからの課題はそこからのステップアップ。

すでにご存知の方もいるとは思いますが
HRCのホームページでNRS250というマシンの映像が公開されている。

まさしく、いま我々に必要で、我々が欲するマシンだ。

しかしこのマシンも今年で廃止される2ストローク125ccクラスのかわり2012年からはじまる
GP3参戦車のベースとなる。当然、毎年開発が進みモデルチェンジを繰り返すであろう。
車輌代もかなり高額になるであろう。

このご時勢、メーカーも厳しい中マシンを開発していると思うからこそこのマシンは
大事にしていきたい。レーサーだけに進化という宿命は避けられないが
サンデーライダー向けにモデルチェンジをあえてしないものを並売してもらいたい。
NSF100のように。(2006から発売以来モデルチェンジなし)

それにしてもこのマシンは格好がいい!
「欲しいバイクがない。」といっていた人が見たらきっとそう思うだろう。
もちろんスペックも大事だが、バイク乗りはみなカッコいいのが言いに決まっている。
最近はカッコいいと思わせる造形的なデザインのバイクが多いが
このマシンはシンプルなデザインだがスピードを感じるデザインだ。
余計なもの入らないのだ。

NRS250...マシン名由来のNext・Racing・Standard。

メーカーがこのマシンに込める意味は...