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2014.04.08

聖地

すでにご存知の方も多いかと思いますが
マッシモ・タンブリーニ氏が6日亡くなられた。

bimotaの創設メンバーであり
DUCATI 916やMV AGUSTA F4をこの世に送り出した。

2011年にマッシモ・タンブリーニ氏とともに名車を生み出してきた
クラウディオ カステリオーニ氏が亡くなった時に
2000年にイタリア本社を訪れ大きな影響を受けてきたとつづったが
この時、マッシモ・タンブリーニ氏が在籍していた
CRC「カジバリサーチセンター(Centro Ricerche Cagiva)」も訪れた。

CRCはレースや研究の中枢といってもいい場所で通常はシークレットな施設。
そこに入ることでさえ特別な事だが、さらにタンブリー二氏と会うことが出来た。
その時はちょうどブルターレ750デビュー前でプロトタイプが置いてあり
いろいろと説明をしてくれた。数社のディーラーの方と行ったがみなさんも
この時の思い出をつづり冥福を祈っていた。
(「乗ってきていいよ」と言われて遠慮したが今考えれば乗っておけば良かった)

タンブリー二氏はサインをするときに定規を当てるという話もわかるくらい
とても整理整頓されていてホコリひとつない環境。ライテックの目指すところだ。

この、イタリア出張はいろいろな事を知り、学び、
Made in Italyのものづくりへの熱い思いを感じた。

916シリーズやF4シリーズを長く乗られているお客さんも多いので
タンブリーニ氏が創り上げた名作をいつまでも快調に乗り続けられるよう
引き続きシビアコンディションの整備とパーツのストックに力を入れていく。

タンブリー二氏が遺していった数々のバイクを“容”だけではなく
氏がこめた思想も出来る限り、後世に伝えて行きたい。

心からのご冥福をお祈りいたします。