« | »

2019.07.11

クラッチレリーズにまつわる話

まつわる話シリーズ化?
(まつわる話は長いんで、この辺で止めときたい(; ̄ー ̄A )

ドカのトラブルトップ3?に入るクラッチレリーズからのオイル漏れ。

メーカーもその辺はわかっているようでいまだに改善を繰り返している。
ただ、改善品を入れる場合何点か注意が必要。

ドカのクラッチ周りは比較的、同じ構造をしているので
2001年以降は当時の品番で注文しても当時モノは来ず、改善品が来る。

古いモデルまで対応してくれるのはありがたいが
関連部品がある場合も多くチョット費用がかかる。
(右が回り止めピン付き)

今回はオイル漏れはしていないがクラッチ操作軽減のため
アエラ製に交換。

昔はピストン丸出しのレリーズだったが、いまはインナー式。

オイルは外に漏れなくなったが、一時期インナーの中でオイル漏れして
クラッチレバーが握れないというトラブル。
この後、リコールや何回か改善して今の形に。

最新のレリーズは中のピストンがロッドにつられて回って
ピストンシールが痛まないよう回り止め仕様。(これは純正品)

古いモデルは、ロッドに回り止めのピンが入ったロッドに交換が必要。
回り止め仕様でなくてもいい場合はそのまんまでいいのだが
漏れやすいのでこうなってきたので出来れば回り止め仕様に。
(回り止めのロッドをホールドするインサートをつけた状態)

新設計されたエンジンのパニガーレは
レリーズからのオイルはほぼ無いが別の問題が。

今までのドカはロッドにエンジンからのオイルを止めるOリングが
2個ロッドの溝に入っていたがパニガーレはエンジンにオイルシールが
圧入されロッドにOリングがない。
このシールはエンジンの内側から入っているのでシールが傷んだ場合
エンジン全バラ(@Д@;

通常はまずシールの破損は起こらないが、整備時にうまく入れないと
破損する可能性があるので、用がなければ外さない。

すでに2件ほどオイルシール破損で作業。
しかし、エンジンバラシなんてコストがかかり過ぎるので
ライテック必殺ダブルビーム?で容易に復旧!

ドカは国産バイクに比べ、まだまだ整備力は必須。

Comment & Trackback

Comments and Trackback are closed.

No comments.