2020.06.27

20年の進化?

先週から不安定な天気でなかなか納車が進まず
スモールライトが欲しい今日この頃?

週末も怪しいが土曜は晴れるらしいので急ピッチで作業。

車検の1998年モデルの916SPS(排気量は996cc)
123PS (新車当時価格 305万円。ある意味こっちのほうが高い?)

タイミングベルトの整備はDUCATI特有のもの。

レースメンテナンスの2019年モデルのPANIGALE V4R(998cc)
221PS (新車当時価格 455万円 この馬力でこの価格は安い?)

タイミングベルトは1199から廃止され、カムギヤとチェーンの組み合わせで
メンテナンスコストを削減。
STDとSは湿式クラッチだが、Rは伝統の乾式クラッチが復活!
STMスリッパークラッチを標準装備。

湿式は消耗も少なく、発進もしやすいが、やっぱり乾式はかっこいい!
しかし、まめなメンテナンスが必要。

清掃や(走行2300㎞でこの汚れ)


グリスアップなど

グリスが切れると摩耗が早まる



クラッチディスクも消耗は早目でセットで4万近くする。916SPSはなんと6万!
乾式は20年経っても、やることは変わらない。(@Д@;

まあ、店長も40年経っても...
やってることは変わらない?(; ̄ー ̄A

2020.06.25

web担当?

いっぱい新しいパーツが入ってきているのだが
隙間?がない...




中古パーツも...-



Web担当を探さねば(-“-;A ..

2020.06.18

ワンオフ?製作

サーキットにスポーツ走行で通ってるお客さんから
あと5秒詰めたいと相談。
(修理やカスタムの相談からタイムアップ・恋愛・人生相談まで?)

「5ッ、5びょう~」( ̄_ ̄ i)
たった5秒されど5秒。(店長だったらあれもこれもやれる5秒)

しかし、サーキットでは0.01秒でも詰めるのは容易ではない。

マシンもサーキットに合わせた作り(セットアップ)が必要だが
ライダーもそれなりに体作りは必要。

テレビでMoto3に参戦する佐々木歩夢選手が、やってたトレーニングを
したいとのことでこんなメッセージが
(教官?スチュワーデス物語か!ヘ(..、ヘ)☆\(゚ロ゚ )
(コーチ?エースをねらえか!(x_x) ☆\( ̄ ̄*))

これじゃわからんので、写真とかあるか返信したところこの画像が…( ̄_ ̄ i)
(絵うま!)

即効、試作。(ってかこれだけでわかるんか?)
どんなトレーニングや?

しかし、下の丸いのはわからんので聞いてみると...(; ̄ー ̄A
(おめでとうございます~やないか!)

バランス崩して、ハンドルぶつけてケガしないよう
ヘルメット・つなぎ着用必須だな。(結構、ハードなはず)

店長もお客さんの先導もしないといけないので
閉店後は秘密のトレーニング。
いつもストイックに限界まで追い込むのでしまうので
細~く、長~く作戦。
普段見れないものを1話(30分)の間、コグこと...43話
(わかる人にはわかる?)

2020.06.09

使用限度

バイクの消耗品は基本的には製造メーカーの指定する”数値”で交換するが
使用条件によってはそれは当てはまらない。

バイクのタイヤは4輪用より高いので、出来ることなら長く使いたい方も多いが
”使用限度”での交換は基本、通勤や通学など”足”として使っているときの目安。

ライディングを楽しむためにバイクに乗っている場合の使用限度は違う。
スポーツ走行やサーキット走行では使用限度までは使わない。

タイヤは溝の残量で判断するが、グリップが落ちたり
偏摩耗してハンドリングに問題があれば溝があっても交換。

溝があっても、ひび割れがあれば交換。

他にブレ―キパッドもまだ残量があるといってギリギリまで使う方もいますが
そこまで使うとブレーキの他の部分に影響が出てきます。

ベースの部分の差があるくらい摩耗しているがパッドは
見るからに違う色になっている。

摩耗して厚みが薄くなると、当然ディスクプレートの熱はブレーキパッドを介して
キャリパーのピストン、キャリパー本体、その中に入っているブレーキオイルまで
伝わりやすくなる。ブレーキオイルの劣化やエアの発生が厚みがあるものより
進行しやすくなる。

また、パッドが減るとその分キャリパーのピストンが出ることになり
車輪の回転方向にディスクプレートによって引っ張られやすくなるので
ピストンの動きにも影響が出る。

そして、パットそのものが熱により変形してブレーキをかけていなくとも
ディスクプレートを押すことになり、引きずりや、急激な摩耗を引き起こす。

新品はバックプレート同士を合わせても隙間はないが

摩耗したパッドは向こうが見えるくらい反り返っている。

ライディングを楽しみたい場合はペースアップやタイムアップを
目標にしていると思うので以前の走りを超えるためには
走れば走るほど消耗するものを出来るだけ最初の状態に
維持し続けること。
ブレーキパッドも半分減ればブレーキレバーの握りも増える。
サスペンションのオイルも劣化してくれば、サスペンションの動きも変わる。
その分、いつもの反応が遅れたり、違う動作が必要になったりする。

「いつもと、違うな」と思った時が、交換時。

通勤や通学でもライディングを楽しみたい場合は
サーキット走行やスポーツ走行と考え方は変わらない。

2020.06.05

素人整備

クラッチが滑るとのことで湿式タイプのDUCATIが入庫。
走行距離は3600㎞で滑るはずがないので試乗確認すると
相当滑るので分解。

クラッチ板が異常摩耗。右から三番目が通常の状態。

一番手前のクラッチはツルツル。

通常は交換して終了。

しかし、湿式クラッチなら何万キロも走るのでこうなった原因がある。
エンジン内の汚れもクラッチのカスだけではない汚れ。オイル以外のものを
入れられたか?

通常はこれくらいきれい。

入庫したときワイヤーの遊びがほとんどなかったので
その辺が怪しい。ハンドルをかなり下げてありクラッチワイヤーの
取り回しが変わり結構パツンパツン。

オーナーに確認すると、譲ってもらった時からこの状態。
一旦、ノーマルの位置に戻すことに。
しかーし、ネジがなめていて工具だけがグリグリ回っちゃうくらいガタガタ。

ダメもと覚悟で回すとまったく回る気配がなくらい固く、ネジもバカに。
ドリルでもんで外すことに。

いきなりは削れないので、細い径から徐々に、徐々に、徐々に...すると

「パキーン!」とものすごい音が。

肉が薄くなって、過大トルクから解放され音とともに外れた。

どんだけ固く締めてるんだ。しかし、それには訳があった...
ハンドルを下げた時に、いくら締めても動いてしまうので
力任せに締めたのだろう。
よく見るとフロントフォークの太さは上から下まで同じではない。

細いところは、通常の位置より0.5mm細い。たかが0.5mmだが
それだけでもハンドルはブカブカになる。

素人整備と言われないよう、日々精進。

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