カエルの歌
突発的なエンジン不動やフォークからのオイル漏れも多いDUCATI。
防ぎようのないものもあるが、予防出来るものもある。
(定期的に乗る・フォーク周りはブレーキパッドカスが付きやすいのでいつもきれいに)
そして、もっと予防できるものがある。
転倒による修理。
レバーなど簡易的なものはすぐ直るが、損傷範囲が広いと、注文するものも多く
ドカはイタリアからの部品待ちになりしばらくバイクを預かることになる。
お店サイドから見るとかなり防げる転倒が多い。
技術的なものは経験も必要だが転倒のほとんどが
・知らなかった
・思い込み
・間違った情報
が主なもの。
しばらくの間、勝手に「転倒撲滅週間」と称し
バイク屋目線のあるある転倒事例からワンポイントアドバイスを
紹介していく予定。(注:短めで)
最終的には転倒しないだけではなく、うまくなってもらいたい。
たとえば、楽器。なんとか音は出せてもそれだけでは面白くない。
バイクも、動かすことが出来てもそれだけでは面白くない。
楽器は、音楽を奏でられて楽しむことができる。
ただ、「カエルの歌」では満足はいかないだろう。
バイクも、ただ進むだけではなく
コーナーを華麗に駆け抜けられるように。
そのために、正しい知識とあわせて、バイクのセットアップ方法も身につけよう!
PANIGALE V4S vs DESMOSEDICI RR
なかなか、PANIGALE V4の中古車が出てこない。
1199PANIGALE の時は比較的早く、中古車も出て結構販売し、
店のデモ車も1199PANIGALEなので知り尽くしているが
V4は発売から1年経つが仕入れ先のオークションに出てこない。
すでに、V4のメンテナンスやカスタムを手掛けているが
そこそこの、走り込みが出来ていない。
乗っているお客さんの評価も高く、信頼性も高いので
何も問題はないが…やっぱり気になる。
V4 VS L4 対決!
昨年、FISUCOでの直接対決は霧でうまく流れた(; ̄ー ̄A
2008年に発売されたDESMOSEDICI RRと
10年の時を経て登場したPANIGALE V4では確かに速に違いがある。
しかし、その速いがどう速いか?どう違うのか?
「敵を知り己を知れば百戦殆からず」
たまたま?アエラパーツの開発車輌に乗る機会があり
敵を知るいいチャンスが訪れた。
(もちろん、装着されてるアエラパーツもチェックするため( ̄ー ̄;)
開発中のフレームカバー(写真はプロトタイプ。最終的にカーボン製)
まず走り出すと、結構視線を感じる。独特なカラーリングが新鮮?
店長が飛ばしすぎ?
クラッチをミートするとツインにあるドンという感じはなく
スルスル~となめらか。
やや、もたつく感じはあるがそれが街乗りでは扱いやすい。
DESMOSEDICI RRはアクセルの反応が良すぎて、ギクシャク。
そして、片側2車線のテストコース幹線道路で
8000rpmから14000rpm!あっという間に吹け上がり
レブリミットのランプが真っ赤に光る!
速い。
DESMOSEDICI RRも990㏄ながら速さでは負けていないが
アクセル操作が慎重になる。
しかし、V4は安心感がある。電子制御の恩恵もあるが
車体、足回りのセットアップが大きく違う。
路面の悪いところも安定していてタイヤの接地感がとてもある。
ブレーキが1098からDESMOSEDICI RR、V4も含め
ほぼ同じ仕様なので物足りなくエンジンパワーを引き出すには
ハイグレードなカスタムが必要。
コーナーのアプローチもニュートラルで自然と倒れ込んでいくV4。
この辺も今までのDUCATIやDESMOSEDICI RRとは違う。
ただ、フルノーマルとアエラカスタムパーツを多数装備した車両でも
違いは大きいだろう。
飛ばさなくても、十分扱いやすく楽しめ、欲しいときには欲しいだけ
パワーが出てくるPANIGALE V4。
欲しいときも、欲しくないときも
パワーが出てくるDESMOSEDICI RR。(>▽<;;
負け惜しみにはなるが、この「じゃじゃ馬ぶり」は
これから先登場することはないだろう。
これから登場するPANIGALE V4Rはさらにパワフルだが
きっとしっかり調教されているだろう。
正直者?
今日、中古のマルケジーニ マグホイールについて問い合わせがあった。
中古なので、新品のアルミ鍛造よりお買い得。
現在はマグも¥530000(税別)とグッと上がり
ワールドスーパーバイクのレギュレーションでも
マグホイールは禁止となりアルミの鍛造が主流にありつつある。
しかも、アルミ鍛造はマグに肉薄する軽さまで来ている。
同じく1098・1198対応のマグネシウム鍛造マグホイール。
2.9kg (; ̄ー ̄A (メーカーHP記載 2.76kg)
数百グラムの違い。
問い合わせのあったお客さんは重量と価格のバランスが釣り合わないようで
アルミ鍛造とで検討するとのこと…
測らないほうがよかったか? ( ̄ー ̄;
ちなみに996SPSの純正アルミ鋳造ホイール(5本スポーク)
マグネシウム鍛造のリアは幅も広くなっても
3.15kg (メーカーHP記載 3.09kg)
アルミの鋳造とマグの鍛造だと約4.5kgも違う。
実際、マグホイールは塗装してあると持ってみないと判断できない。
店長的には1gでも軽いバイクに乗りたい。
とくにバネ下に装着されるホイールやキャリパーが軽いと
ブレーキングや倒し込みで確実にその差がわかる。
あとはMotoGPマシンと同じ技術の入った最高峰のホイールだという
満足感もある。
やっぱ測ってよかった。
2019モーターサイクルショー
昨日から開催がはじまったモーターサイクルショーに視察。
関係者のチケットでじっくり見る予定だったが
午前中の登録と配達で遅延。
しかも、ものすごく汗ばむ陽気。
駐車場も会場から結構離れているので早めに行くか
公共の交通機関がおすすめ!
会場に行くと13:00からの一般公開まちのひとがスゴ!
早めの来場がおすすめです~
大きいメーカーばかりではなく、小さいブースも細かくまわるといろいろ発見が!