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2008.07.04

回覧板?

明日のナリモは9:00から12:00
どうも14:00~19:00と思っている人が多数?
14:00~19:00は営業時間です~

2008.07.04

エンジンday?Month?

今日(昨日)はたまっているエンジン修理を
終わらせるべく常連さんには強制撤収を
してしまった<(_ _)><(_ _)><(_ _)>...が
今月はしばらくそんな日が続くかも...
最近のエンジンはかなりシビアなのでひとつの部品で
サイズが3種類あったりする。
クランクケースやクランクシャフト、他にもコンロッドなど
消耗品でない部分も種類がある。最近のレプリカはちょっと前の
レーサー並みだから整備もよりシビアになるのは当然かもしれない。
何で何種類もあるかというとまず部品ひとつひとつの
精度が上がっていること。
工場での生産技術が向上し、かなり精密な寸法まで
加工が可能になったのだ。出来た部品にバラつきがなく
より個体差のないエンジンができるようになった。
例えばバルブクリアランスを調整するシム。

通常はカムシャフトとバルブの間にはわざと隙間(0.16~0.21等)が
設けてありエンジンが暖まったときに隙間が適度な値になるよう
調整されている。
これが走行距離が増えると次第とずれてくる。
カムシャフトとバルブの間の隙間がなくなりバルブが完全に
しまらなくなるのだ。そこでまた隙間を規定値にするのにシムを
変更するのだが今までは2.15とか2.20,2.25,2.30など0.05刻みだった。
しかし最近のシムは2.175とか2.225と0.025刻みになってきた。

細かな調整が出来るようになったのだ。
そうなると今度は“おおもと”の部品も当然精度がいる。
いまやっているクランクシャフトのベアリングの交換は
37.500ー37.508mmと37.509ー37.516mmのパーツの選択から
始まる。

0.001ってとても深夜(深海でもいい?)の世界じゃないと
難しいのかもしれない。