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2011.11.01

Desmosedici vs 1199

今年も残り2ヶ月となったが今月は10~13日にミラノでEICMA国際モーターサイクルショーが開催される。ドゥカティの、次世代モデルとなる スーパーバイク「Ducati 1199 Panigale (ドゥカティ 1199 パニガーレ)」が初公開となるが一足先にエンジンの詳細が発表されている。

長年続いてきたエンジンの基本設計を一新。全く次元の違うエンジンで本当にDesmosediciのエンジンを半分にしたスペックだ。シリンダー一体型のクランクケースやローラーベアリングをプレーンベアリングに変更したり全域にわたり全く違う手法をとっているがメカニック(整備性)にもユーザー(お財布)にも優しいくなった?
現行のモデルはタイミングベルトを採用しているが、1199はついにカムシャフトの駆動をチェーンに変更した。

乗用車の10万キロで交換と違い、ドカのベルト交換は2年もしくは2万キロで交換が推奨でメンテナンス費用に大きな負担があった。そしてベルトが切れるようなことがあるととんでもない修理代もかかる。

エンジンだけ見ても相当な仕上がりで、さらにこのモデルからアルミフレームを採用する。
伝統のクロモリパイプフレームからの決別だ。

最近は過激なハイパーマシンを見直し、扱いやすいモデルに変えていこうという傾向が国産メーカーにある。1199の最大出力は195HP/10,750rpm、最大トルク13.5kgm/9,000rpmとたしかに公道で楽しめないスペックではあるがこの路線は究極を追求していってほしいものだ。

そして近い将来 「Desmosedici RR vs 1199 Panigale 」の対決をやってみたいところだ。
4気筒990cc MOTO GPレプリカ vs 2気筒1200cc SBKレプリカ 究極の対決になるだろう。