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2010.12.25

若かりし頃

聖なる?クリスマスに贈るハンカチなしでは読めない店長のショートロングストーリー

それは店長がまだ青かったときの話だ。
その当時は革ツナギがいまほど身近でなく高額なアイテムで(当時NSR250Rの新車が58万くらい)
量販店などで気軽に買えるものではなくサラリーマンのオーダースーツのように高嶺の花だった。
サーキットも走行会なども少なく、なかなか走る機会のない敷居の高い場所であった。
そのためツナギを買っても走る機会が少ないのでレンタルツナギも当時からあった。
若かりし頃の店長も初めはレンタルツナギだった。
ある時、筑波のライセンスを取りに行くと決めて講習会の前日にツナギを借りに行った。
当時、千葉にはそんな所はなく練馬のほうのお店まで借りに行かなくてはならなかった。
しかし、若かりし頃の店長は信じられない話だが首都高に乗ったことがなかった。
唯一、利用する高速?(有料)道路は京葉道路。幕張~武石(無料区間)は最高速チャレンジ用?
そして都内に行くときは幕張~小松川の¥200で済むエコ区間?
小松川で下りて都内を通り新宿を抜け目的地まで下道で行くのだ。
しかし、若かりし頃の店長は田舎モン(。-_-。)だったため道に迷い
途中で場所確認してもらうために公衆電話から友人に連絡。
当時は携帯電話もネットもない。
なんとか明日はライセンスを取って本格サーキットデビューと意気込んでいたので
どうしてもツナギを借りたかったが現地に到着したときにはすでに閉店...
せっかく来たのに、わざわざガソリン使って来たのに...としばらく無駄となってしまった行動に
しばらく後悔の念にかられていた。

なんとか気を取り戻して帰路に着くが小松川インターまで下道は辛い道中となった。
しかも週末の都内はそこらじゅうで検問をしていてなかなかペースも上がらず行きよりも
時間がかかった。やっと京葉道路の高架が見え安堵し一気に千葉までと信号待ちで¥200円を
準備しようとジャケットのポケットに手をあてると財布がない。

路肩に止め全てのポケットを見ても、何度探しても出てこない。
財布なんて全然出していないのに...途中で落としたか?
次の行動を早く取りたいが後悔の念がさらに沸いてきて次の行動が取れない。
冷静になろうと努力して間もない頃、公衆電話によった事を思い出した。

そして。。。

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