2021.11.05
ブレーキホースの取り回しをレース対応の仕様に変更のためオーダー。

オーダーと言っても採寸は必要。
とくに、レース参戦走行車輌はフロントが浮くこともあるし
フルボトムすることもある。
フロントが浮いて、サスペンションが全部伸び切るときの
確認はフロントを浮かせばよいが、ブレーキング時に
沈んだ時は、押しただけでは確認できない。
フルボトムにするには、フォークのトップキャップを外す。

これくらいストロークすると

全部伸び切っていたホースがこんなにも曲がる。

採寸は、短すぎると、サスが伸び切ったときは引っ張られ
最悪、切れたりバンジョーボルトが緩んだり。
長すぎても、タイヤに干渉したり、フェンダーに引っかかったり。
長さや取り回し(どこを通すか?)は問題がなくとも
バンジョーの取付向き次第ではサスがストロークするたびに
緩む方向に力がかかるり緩むことも。
もし、自分で装着した、するという方は、静止状態で大丈夫でも
サスペンションの動きによる上下作動時、ハンドルの切れによる
左右作動時も、確認するのを忘れずに。
2021.11.03
強敵がやってきた?

シートを外す

シートカウルを外す

タンク周辺パーツを外す


タンクカバーを外す

アッパーカウルを外す

しかし、本番はここから。タイミングベルトカバーを外すには
マフラーを外す必要があるのだが

ダミークランクケースに工具が当たる(; ̄ー ̄A

ダミークランクケースにサイドスタンドやリアブレーキマスターが...(-_-;)


しかも、こんなところにもネジが。もうこれ以上なにも外さなくて取れるのか?
工具がまっすぐ入らないのでなめたら最悪。

オイル交換は出来るが

オイルエレメント交換は...OUT!!!

無事外れてなんとかタイミングベルトまでたどり着くが



テルブランチデザインの特徴でもある、「全部外さないと整備できない。」のは
いいのだが、置き場に困る(-_-;)

2021.10.31
今日は雨だったが新規の修理がいっぱい入ってきた。
全部ライテックで売ったものではない。

オイル交換などはいいのだが

故障の修理やエラーが出たなどの不具合の修理は
買ったところは出来ない、診てくれるところがないがほとんど。

自慢ではないがライテックで売ったものの故障はない。
納車整備も徹底的に診るのと、消耗品はほとんど交換する。
だから1年保証している。自信があるとかではない。
1年ちゃんと走るバイクが売れないようでは、やっている意味がない。
(買って1週間っていうのが多い。買った日にオイル交換に持ってくる人も)
定期的に整備もしていれば、オイル交換と車検くらいしかない。
あるとすれば、消耗品や車種的(設計的に)ある故障くらい。
【ドカ3大疾病】
・クラッチレリーズのオイル漏れ
・レギュレーターのパンク
・ヘッドカバーのオイル滲み
他は
・リレー・センサー類の不良
とにかく、整備のする篩の目の粗さに大きな違いがある。
(ライテック点検基準が高すぎ?)
オイル交換に来た車輌もオイルを抜いたり、オイルの量を確認する間に
ちょこっと見ると残念なところが5つも10つも...
【残念な状態】
・空気圧不足
・チェーン張り不良・油切れ
・ネジ類締付トルク不足、欠品、違うものが付いてる
・エンジン不調
・上記3大疾病
今年は途中から土日以外を休みにしているが遊んでいるわけもなく
最大効率が発揮できるよう大量に増えつつある修理車をさばいているが
増えるいっぽう。
今月は1日しか休みがないという新記録を打ち立てた。
このままいくと今年は30日も休んでないか?
【いま店長が気を付けていること】
・カップ麺は食べ(れ)ない。(3分待てない)
そろそろ1分で出来るカップヌードルを(日清ならもう開発してる?)
・12時から13時に昼食を取らない。(単純に混雑(待ち時間)を避ける)
・熱い食事は頼まない。
・昼間移動しない。(道を選ぶときは直線的(最短距離)に結ぶ)
とにかく、1秒を作るためにいつでも全開がライテック流儀なのか?
(そんな風にした覚えはない(-_-;))
2021.10.29
最近(でもない、だいぶ前から)バイクの声が聞こえる?
ムツゴロウさんと動物たちのように
表から見たらわからないが、バイクの声が「助けて~(直して~)」

ベアリングを抜くと

ヒャ~)))))))))))( ̄ー ̄;)

昔のドカ(996やMONSTERほか)はホイールにシールタイプのベアリングだけ。
(1098になってからようやく、ベアリングの手前にオイルシールが付いた)

アグスタはアクスルシャフト径が大きく、ベアリングの外径が小さいので
ベアリングもにも結構負担がかかる。

ペットと同じく可愛がれば、バイクもちゃんと走ってくれる。
(自分を危険にさらすこともない)

外車は、国産に比べ”飼うのが難しいペット”
(飼育スペースや温度管理や餌代など)と
同じなので普段から面倒みられる(メンテナンス)体制づくりを。
ペットとバイクは飼い主を選べない。
2021.10.27
転倒後、ギヤの入りが悪く、チェンジペダルが戻らない症状で入庫。

もう、いつものやつしかない。
エンジンオイル抜いて、冷却水抜いて、左エンジンカバー全開!と
行きたいところだが、”いつもの”ネジなめ。

またこれで、時短どころか延長?

でも、新技?でうまく外れて”いつもの”本題へ

外からは見えないが、転倒したときにチェンジペダルを強くヒットしてしまうと
カバーの中の、シフトレバーの固定ネジが緩み正規の位置からずれてしまう。

しかし、今回は緩んでいない。専用の工具で、規定値を合わせるため
ボルトの穴が長穴なのでネジが緩むと位置が変わりやすいのだ。

固定ネジが緩んでないけど、ずれてる。

ネジが緩んでるだけなら、この状態で調整できるが”いつもの”とは違う?
バカトルクで締まっているフライホイールを外し、シフトレバーを点検。


他のストックと比べると~
リターンスプリングのとこがチョと違う。

シフトレバーに2種類のスプリングが使われているのだが
ペダルを元の位置に戻すリターンスプリングの形状が明らかに違う。
(右がダメな方)

距離も走っているので、もう一種類のスプリングも交換。

正規の位置に調整。

そして、バカトルク330Nm(1199などの片持ちリアホイールナットが230Nm)で締めるのだが
空回りしてしまうので、サイドスタンド外して専用工具で固定。

人間が浮いてしまうような締付トルクで締めこんだ後は
”いつもの”液体パッキン剥がし...(-_-;)