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2010.10.22

走るということ(店長版)

あっという間にサーキット尽くめの2日間が過ぎた。
時というのは過ぎるのも振り返るのも一瞬だ。

”過ぎる”(すぎる) :時間が経過する。時がたつ。
”過ち” (あやまち): まちがい。失敗。

過ぎてしまった過ちはあとになってくやんでも取り返しがつかない。
ただその過ちを生かすも殺すも考え方次第。

昔は「バイクは転んで上手くなる」なんてこともよく言われたが
当時は排気量もスピードも低い次元での話だ。
最近のバイクは排気量もスピードも金額も高い次元になっている。

だからお客さんにはいつも口をすっぱくして「無理しちゃ駄目ですよ」と
いっている店長だが調子に乗りすぎた。

水曜のもてぎには3台のデスモセディチRRが集まり
寒い時期に入る前の最後の走行ではないかということで
みなさん楽しみにやってきた。

グランドスタンドには大観衆?小学生のツアー?


それで調子に乗ったわけではないが思った以上に路面温度が低かった。
走行の時間になりピットロードへ。今日の課題を頭に浮かべコースイン。
1コーナーを曲がり2、3コーナーとインベタで走りいよいよ本ラインへ。
4コーナー立ち上がりにアクセルを開けるとフロントタイヤがズズズゥー!
( ̄Д ̄;;なんだいまの挙動は!?
一番初めの左コーナーだからまだタイヤが暖まっていない?
気を取り戻して(すでに冷静ではない)5コーナーを抜け130R、S字、
V字コーナーをクリアし立ち上がりでアクセルを開けた瞬間!

(イメージ画像)

さっき以上にフロントが暴れ、後輪から白煙が!(後を走っていたお客さん談)

なんとか転倒は間逃れたが、店長&お客さんはビビッてしまい硬直して走行にならずピットイン?
金額を考えると恐ろしくて全く走れない。そこまでわかっていてなぜ攻める?
意気込んでいった走行もベストタイム更新どころか全くタイムが出ない。
いろんな面でミスがあったと反省しつつこの過ちを生かせるよう次の日は筑波(←展開早!)

耐久茶屋の公開練習は雨。。。

マシンは前日乗ったバイクに比べれば扱い切れるNSF100(ヨシムラ125cc)。

しかしながら雨というコンディション。滑るか滑らないかの瀬戸際をさぐりながらの走行。
限界がわかるとき=転倒というくらいドライよりのタイヤでウエットは本当に寝かせられない。
ゆっくりバイクを寝かさないで走れば転倒の可能性は減る。
しかしながら走る以上は限界をさぐらなくてはせっかく練習に来た意味がない。
転んだ瞬間に過ちを悔やむのはわかっているのに攻め込む。

きっと攻めなくても後悔するのがわかっているから...