ドゥカティエンジンオーバーホール
最近、ドカのエンジンオーバーホールの問い合わせが多い。
ほとんどのかたが走行2万キロ前後でそろそろオーバーホールをした方がよいか?という内容。
そしてほとんどのマシンは現在は調子が良い。店長も回答に困る?(-“-;A …
調子は良いが壊したくないのでオーバーホールを”どのタイミングでやるか”というのが焦点になる。
一番良いのはエンジンの中味を見られれば良いのだが、人間同様開けて調べるという事はしない。
しかし、オートバイにレントゲンやMRIはない...
これはドゥカティのコンロッドメタルの新品。
これは走行20000㎞の996Rのメタル。
コーティングしている部分が剥がれ一部(茶色い部分)剥き出しになっている。
このまま使用しているとクランクシャフトが焼付いてしまう。(写真はRC30)
コンロッドもこんな状態(写真はRC30)
ドカ以外の国産バイクもクランクシャフトを保持する部分に使っている。(上がRC30、下がZX-10R)
ドカもここまで分解(全分解)しないと見れないのだ。
開けて調べる=オーバーホールという構図。
かといって具合が悪くなってからでは余計に修理代がかかるし、走行中に破損したら危険だ。
ある程度は過去のデーターで何キロ走行したらやった方が良いなど仮定は出来るが
ユーザーの使い方や使用しているオイルなど千差万別で一概に言えない。
やはり高回転を多用するサーキット走行の多いかたは早めのオーバーホールはおすすめだ。
あとはあまり乗らないので距離が進まないからといってオイル交換のスパンが長いかたなども
要注意。
店長に透視力があれば...(@Д@;
えっ!?脅かすなって?
いやいや店長だってD16RRいつオーバーホールしようかってビビッてますから~
「最近パワーないんだよな~ 」
「パワーに慣れてきたのかな~」
「でもタイムでないんだよな~」
「ライダーに問題あるんじゃないのかな~」