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2012.03.12

メンテナンスという名のカスタム

バイクは人間と違い、具合が悪くなっても自己治癒が出来ない。
そんな訳でメンテナンスが必要になってくる。
油類(エンジンオイル・ブレーキオイル・冷却水)は交換すればきれいになりますが
交換時にエンジンオイルもブレーキオイルも冷却水も全て抜けません。
当然エンジン内やホースの中は迷路のようになっているので古いオイルが
抜けない部分もあります。
新品オイルに交換しても点検窓がすぐに真っ黒になるのは前のオイルが相当汚れているからです。
だから、早目早目の交換がいつまでも調子よく乗るポイントです。

いつも、調子の良く乗られているお客さんはバイクの整備を怠りません。

ブレーキ・クラッチオイル交換前


オイルを抜くと底にはスラッジが

新品オイル。オイル交換だけでもタッチが変わります。

スパークプラグも並べてよーく見ると減ってます。

エアクリーナーも汚れます。

長年使用してくると金属部品でも摺動する部分は減ってくるし、プラスチックも歪んできます。
環境の影響もあります。夏や冬の気温差や紫外線や雨などもバイクの耐久性に影響してくるのです。
今回はさらに長く乗り続けるためにプラスチック関係の部品を信頼性の高い金属に交換。

燃料ホースとタンクの接続カプラー

リアのマスタータンクもエンジンに近いのでSTMのビレットタンクに交換。
スペースがあまり無いのでクリアランスを確保できるよういろいろ試行錯誤して装着。
(注:そのまま交換では付きません)
交換前


交換後

カスタム的にもグレードUP。

ラジエターのファンも、プラスチックからアルミ製のファンに変更。形状変更により
冷却効果も向上。


楽しく安心して走るため、こんなかたちでのメンテナンスの提案もあります。