2013.04.14
見落とし
サスペンションのオーバーホールというと
オイル交換やシール交換など分解作業を思い浮かべるが
車体取付マウント部も見落としてはいけない。
今回は車体と接触しそうなくらいサスペンションがグラつくのでチェックすると
サスペンションマウントとスペーサーの間に入るフェルトパーツがボロボロに。
アッパーマウントもロアマウントも。
純正装着のOHLINSはリペアパーツの設定がないので
OHLINSにリペアパーツで取り寄せするとスペーサーはアルミ製。
いつものように測定すると4g。
たかが7gでも4個で28gは結構大きい。
この部分はそんなにダメになるものでもないのでよーく点検するとガソリンがフューエルタンクから
滲んでいてフレームを伝ってサスペンションマウントまで伝っていた。
その影響でボロボロに。見落としていたら、また同じ作業の繰り返し。
刑事ドラマなどでよく耳にするプロファイリングと同じような事が修理にも必要で
ただ故障箇所が治れば言いというわけでなく、どんな経緯で、そうなったのか?まで
突き止めないと、再発したり、換えたパーツの寿命を短くしてしまう事もある。
整備不足・使用条件・使用方法・経年劣化など
いろいろあるがそれをお客様に伝える事で防げる事も多い。
話はそれたが、今夜(深夜)26:00(AM2:00)から地上波でMotoGP開幕戦があるので
見落としている方は忘れずに録画準備を。(頑張って起きてる人は別ですが。。。)