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2018.08.29

SBKフロント周り

916シリーズ問わず、三種の神器といえば
ブレンボ、マルケ、オーリンズとワークス御用達パーツ。
その高嶺のパーツをマイマシンに装着することは
バイクを手にして次のステップ。
中でもOHLINSのフロントフォークはレーシングモデルしか
選択肢がなかったので夢のパーツ。
とここまでは、この前の話。

916シリーズは2000年になりようやく996SPSで
OHLINSフロントフォークを標準装備。

それより前の年式やスタンダードモデルにはSHOWA製。
なぜかキャリパーマウントは65mm。

リアサスペンションはだいぶ前から採用されていたが
フロントフォークはようやく身近になった。
とはいえ後付けでも当時35万くらいした。

サスペンションだけに走る人のパーツ?なのは当然だが
カスタマイズとしてフロントフォークが金色になるとやっぱり気持ちが違う。
性能もさることながら気持ちのほうが性能アップするパーツだった。

SHOWA製とOHLINS製はトップブリッジの径は同じだがアンダーブラケットの
径がOHLINSの方が太いのでアンダーブラケットの交換が必要。

後付けのOHLINSには削り出しのブラケットが付属していた。

後付けは、ブレーキキャリパーのステーが40mmと65mmの2種類から
選択が出来、交換の機会に40mmピッチに変更するケースが多いのだが
40mmで削り出しは1つしかなかった。

このキャリパーは916に標準の鋳物のキャリパーとピストン径などは同じ。
主に数グラムの軽量化だがそれでも削り出しを目指していた。

最近はピストンや結合ボルトがチタンになり、bremboの文字が
レーシングモデル同様大きくなったのだが...

その上になるとホンマもののレーシングキャリパーになり高価で
入手は難しかったがGP500やSBKでファクトリーが使うものと同じで
あればとやる人は少なくなかった。

しかし、誰もが手が出ない状況で996Rに65mmピッチの新型キャリパーが
採用された。通常は1つのキャリパーにブレーキパッドは2枚だか
ピストン1個に1枚のパッドで今までのドガのブレーキに比べ格段に
効きしばらく65mmピッチのフォークとこのキャリパーの組み合わせが
定番化した。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

しかし、排気量を徐々に上げてきたため2005年の999から標準で
ラジアルマウント化したがキャリパーは以前同じタイプ。

さらにパワーアップした1098でキャリパーはようやく大型化した。

そして、この標準装備のラジアルマウントOHLINSは今までのOHLINSと
フォーク径が同じなので流用することでラジアルマウント化を容易に
出来そうだが、また色々と面倒な問題が。

ラジアルマウントのレーシングキャリパーは取付ピッチが108mm。
DUCATIに限らずヨーロッパ車のOHLINS取付ピッチは100mm。Σ( ̄ロ ̄lll)
そして、ディスク板のオフセットも違ったり、スピードメーターを
動かすパーツも仕様が変わりすんなりと行かない。


しかし、組み合わせで容易になることも?

この話も長くなるので、また次回と言いたいところだが
その前に、大事なお知らせが...