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2010.05.08

モンスターマシン 前編

まさしく化け物だ。
この化け物でバトルを繰り広げるGPライダーはまさしくモンスターだ。

DUCATI MONSTER。

これはDUCATIファミリーのネイキッドシリーズだ。
DUCATIファミリーには別にモンスターが潜んでいる。
2006年6月1日に発表され2008年からデリバリーされた
世界限定1500台のDUCATI MotoGPマシン ”GP6”のレプリカ
”DESMOSEDICI RR”はまさにモンスターだ!

2輪大型免許があれば、ある程度誰でも乗れるMotoGPマシンレプリカ。
足回りはSBKレプリカの1098よりもやや硬く感じる。
車体に使用されるパーツが軽量の為一般公道だとちょっとしたギャップやうねりでも車体が跳ね、よりゴツゴツ感を感じタイヤの接地感が感じ取りにくい。
車体はDUCATI伝統のスチール製トラスフレームでシートカウルはカーボンモノコックでアルミやスチールのシートレースがない。カウルやエアボックスまで全てカーボン。タンクはアルミ製でエンジンパーツやホイールはマグネシウム製。
エンジン内もバルブやコンロッドはチタンを採用し車重は171kgと400cc並みに
軽量なので軽快に走れるがやはり真骨頂を発揮するのは路面のいい”サーキット”だ。

輸入時には登録の関係上61ps。
サーキット用のサイレンサーにすると170kgを下回りさらに馬力は200ps。
オプションのチタンマフラー(2本出し)はさらに軽くなり馬力は220ps。

もう何回もサーキットを走っていていまさら?という感じだが
今回の走行で「いままでの走行が何だったのか!」というくらい
羊の皮を被らせて?いた。

今回の走行はいつより早めにしていたシフトアップをやめて
回転数をひっぱり、1速低いギヤで走ることにした。

いままでのドゥカティは2気筒なので低速から力強いトルクが出るがD16RRは4気筒なので国産スーパースポーツのように高回転高出力型のエンジンだ。

1098Rが最大トルク※134Nm(13.7kgm)/7,750rpm(付属マフラー仕様)
D16RRは最大トルク※116Nm(11.8kgm)/10,500rpm(付属マフラー仕様)

D16RRは1098Rよりトルクが1.9kgm低いが発生回転数は2,750rpm高いことで
特性の違いがよくわかる。

低いギヤで回転数をひっぱる走行にしたところついにモンスターが本性を現した。

つづく